2月に東宝の株主優待を取得していたのですが、これといって見たい映画がなく、棚ざらしになっていたところ、ちょうど東野圭吾原作の「沈黙のパレード」が公開されるとのことで、優待券を使って鑑賞してきました。
ちなみに、TOHOシネマズの一般料金は1,900円。SBI証券のクロス取引にかかった諸費用合計は103円です。
「沈黙のパレード」は、福山雅治主演のガリレオシリーズ最新作。天才物理学者の湯川博士(福山)が、難解な事件を解決に導く推理ものです。テレビドラマでも放映され、映画では「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」に続くシリーズ3作目となります(前2作はテレビ放映を視聴済み)。
上映時間は2時間ちょっとでしたが、面白かったです!全く退屈することなく、最後まで楽しめました。やっぱり福山雅治はかっこいいですね。
エンドロールで過去の作品の回想的なシーンが流れるのですが、福山雅治、柴咲コウ、北村一輝の3人とも10年以上経っても若いまま!それと、不幸にも殺されてしまう女子学生が冒頭のお祭りシーンで歌ったJupiterがめっちゃ上手かった!
平原綾香本人ではないと思うんだけど、誰が歌ってるんだろう・・・。女子学生役の方はなんとなく口パクのような気がしました。あれじゃあ椎名桔平がスカウトしたくなるのも無理ありませんよね(笑)
~ ここから先、ネタバレあり ~
物語は、女子学生を殺した容疑者が黙秘を続けて釈放となり、その容疑者を女子学生の両親、恋人、仲間の誰かが」(あるいは皆で計画的に)殺したということを前提として、実行犯は誰なのか、殺害方法に関するトリックは、等の問題が徐々に明らかになっていきますが、個人的には、真?犯人が明らかになったところで、どうにも感情移入が出来なくて冷めてしまいました。
両親や恋人は、最初の容疑者が女子学生を殺したことを信じて疑わず、これ以上ない憎しみを向けていたわけで、そんな中で知らぬ顔で仲間として過ごすってどういう神経なんだろうか。
怒りの矛先を歪められていた両親や恋人たちが可哀そうでならない(もっとも、一応結果的には最初の容疑者が殺したことを示唆する内容にはなっていましたが)。また、
女子学生と真?犯人がトラブルになっているまさにその時、最初の容疑者がたまたまその場所を見ていたってご都合主義が過ぎないか?
なんで女子学生の髪留めを家に持って帰る必要があるのか、また、持って帰ったとしても普通は洗って保管するはずで、いまさら血液鑑定って証拠になるのか
等、細かいところが気になってきてしまいました。
とはいえ、映画全体として面白かったことは間違いありません。十分人におススメできる映画だと思います。