アドバンスクリエイト(8798)から2024年9月末権利確定分の株主優待が届いたのでご紹介します。アドバンスクリエイトは損保代理店大手で、販売はネット中心の会社です。2024年9月期の決算において、監査法人から代理店手数料等の算出方法について実態との乖離があると指摘を受け、株価が急落しています。それに伴い無配に転落しましたが、株主優待は逆に2970円相当のカタログギフトから4180円相当のカタログギフトに拡充されています。
株主優待は上記カタログギフトに加え、「アドバンスクリエイトclub off」という名の会員制優待サービス(ベネフィットステーションと同じようなものです)に加入する権利が得られます。
カタログギフトは紙ではなく郵送で送られてきたIDとPWを使ってネット上で申し込めるようになっており、「大丸・松坂屋フリーチョイスギフト・ロビン」のウェブカタログから選べます。今回は、子供のリクエストで筆記用具をセレクトしました。
ボールペン(黒、赤)、シャープペンシルとして使える多機能ペンです。アマゾンで探してみたところ、同じもの(と思われる)が3180円(税込)となっていたので、筆記用具にしたら高級品の部類に入りそうですね。
ウェブカタログは食料品、衣料、日用品、ホビー用品等色々なものがあり、頼むものには困らない感じでした。
アドバンスクリエイトの現在の株価は524円なので、株主優待の権利を取得するためには5万2400円の投資が必要となります。無配ですが、4180円相当のカタログギフトを貰えることを考慮すると、優待利回りは7.98%となります。もっとも、監査法人からの指摘を受けて決算を延期し、無配に陥っている状況なので、優待についても今回限りで廃止されてもおかしくはありません。業績も低調です。
私の場合は株価が半分になってしまってから決算延期の情報に気が付き、売るに売れなくなってしまったパターンです。何年に1回かこのようなことはあります。仕方がないですね。無配でも今のまま優待を続けてくれるなら持ち続けますが、優待まで廃止されてしまったら、損切りするしかないと考えています。
適時開示で調査報告書を読みましたが、「担当者において実態のない売上を計上する意図まではなかった」「担当者がプレッシャーを感じていた」「部長には報告していたが、それ以上の上層部には正確に伝えられていなかった」等と書かれていました。
先行きは明るくありませんが、なんとか踏みとどまって業績を上向かせてほしいものです。