日本製紙(3863)から株主優待の自社製品詰合せ(ティッシュペーパー・トイレットペーパー等)が届いていたのでご紹介します。日本製紙は業界2位のパルプ・紙取扱い業です。株主優待は年に1回、3月末が権利確定日で、100株以上保有していれば自社製品の紙製品が届けられます。
ティッシュペーパー、トイレットペーパーに加えて、キッチンペーパー、除菌ティッシュ、ハンドタオルが入っていました。ハンドタオルは、テーブル等を拭いてそのまま捨てるタイプのもの。布巾で拭くと雑菌が気になる方向けの商品です。初めて優待を取得してみましたが、意外とたっぷり届いて使うものばかりなのが嬉しいです。
日本製紙の直近の株価は1091円なので、株主優待を貰うためには10万9100円の投資が必要となります。100株以上保有していれば貰うことができ、継続保有期間等の縛りはありません。3月末の権利確定日までに買っておけば、7月頃紙製品が届けられます。年間配当予想は1500円、配当利回りが1.37%、優待の価値がよく分かりませんが、仮に2000円分の商品とした場合は、配当と合わせて3500円分となるので、年間配当+優待利回りは3.2%となります。
チャートの方に目を向けてみたところ、2024年初頭には1400円台だったものが、山を転げ落ちるように下落に転じて2024年末には837円まで下がっています。現在は上昇基調となっていますが、2020年には2000円を超えていたことを考えると、まだまだ低水準です。
ただ、業績は最新の会社四季報によると【大幅増益】となっており、25年度上半期は赤字が継続するものの、下半期の黒字化にはメドがついているようです。財務状況は、有利子負債が重くのしかかっており、自己資本比率は28.3%となっています。
今回はクロス取引で取得した銘柄となります。紙製品の需要がなくなることはあり得ないですし、つぶれるような企業ではないと思っていますが、もう少し業績の回復度合いを見届けてから、現物保有については検討していきたいと考えています。