宝ホールディングス(2531)から2023年3月末権利確定分の株主優待が届いたのでご紹介します。宝ホールディングスはみりん販売の最大手で、傘下に宝酒造やタカラバイオといった企業を抱えています。海外の売上比率も高い国際的な企業です。
株主優待は、年に1回3月末を権利確定日として自社グループ商品の詰合せが届きます。100株以上だと1000円相当、1000株以上だと3000円相当で、酒類と調味料のどちらかを選べるようになっています。我が家は100株保有で、調味料をセレクトしました。
本みりんってちょっとお高めで自分で買うときには躊躇してしまいがちなので、嬉しいです。料理酒も本みりんも必ず使うものなので、家計的にもありがたいですね。
宝ホールディングスの直近の株価は1159円で、株主優待の権利を取得するためには11万5900円の投資が必要となります。配当は、18年から23年まで右肩上がりで23年には3800円(現在の株価換算で配当利回り3.28%)だったのが、来期は減配で2700円(配当利回り2.33%)の予定です。1000円相当の株主優待と合わせた配当+優待利回りは3.19%となります。
最新の会社四季報で確認すると、海外事業は好調みたいですが、国内酒類は原材料費高に苦しみ、バイオ関連もコロナ検査関連需要がなくなったあおりを受けて後退している模様。
もっとも、自己資本比率は51.1%で利益剰余金が有利子負債を大幅に上回っており、「みりん」という日本人が料理をするうえでは欠かせないものの最大手なので、投資先としては安心できる銘柄だと思います。
個人的には配当利回りの高さと株主優待にひかれて昨年購入したのですが、来期の配当が減配になるということで、3月末の権利確定後に手放してしまいました。手放した後にもう100円くらい値上がりしているのでちょっと早まったかなという気もしていますが、また何かの拍子に落ちてきて買いやすい価格になったら再度購入でもいいかな。
チャートを見ると結構山あり谷ありになっていて、値動きが激しいですね。2018年には一時1700円を超えていましたが、その後下り坂となり1000円くらいからコロナショックで一気に700円くらいまで急降下、コロナ後また1600円を超えたと思ったらまた一気に1200円台まで落ちたりしています。
何にせよ、安い時に仕込めればキャピタルゲインもインカムゲインも得られる可能性が高まるので、安くなるまで待とうと思っています。