この記事は、ラグジュアリーカードのグローバルホテル優待を実際に利用してみて本当にお得なのかを検証したものです。前回はタイのコンラッドバンコクレジデンスに宿泊した結果をご紹介しました。
泊まってみた結果、グローバルホテル優待は本当にお得だったという結論に至っています。しかし、1回利用しただけではデータ的に物足りないため、プーケットで宿泊するホテルを探す際にもグローバルホテル優待を利用してみました。グローバルホテル優待のサイトから探すと、プーケットの対象ホテルは、「アナンタラ・ラヤン・プーケット・リゾート」「アマンプリ」「ローズウッド・プーケット」の3ホテルが載っていました。どれもかなりの高級ホテルです。プーケットはタイのリゾートの中でもお値段がお高めな気がします。
とりあえず、バンコクでホテルを探した時と同じようにラグジュアリーカードのコンシェルジュに電話してみました。また感じの良い女性が出て、「プーケットで3泊しようと思っているのですが、グローバルホテル優待の対象ホテルで、家族3人で宿泊するのにおススメのところはありますか？」という聞き方をしてみました。例によって「お調べします。」とのことでいったん電話を置き、5分くらいで折り返しがあり、紹介されたのがマリオットグループの高級ブランド「ＪＷマリオットプーケット」でした。バンコクの時もそうでしたが、またもグローバルホテル優待のサイトに載っていないホテルから。グローバルホテル優待のページに載っていなくても、大体のブランドのホテルは網羅していそうな感じですね。
出してもらったお見積りの条件は、3泊で14万円ほど。部屋のタイプは一番安いタイプのファミリールーム（ガーデンアクセス）で、無料朝食が2名付き、100ドル相当のホテルクレジット、空き状況により部屋のアップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトでした。
楽天トラベルで同じ日程、同じ部屋で検索してみたところ、無料朝食3名付き、100ドル相当のホテルクレジット（3連泊以上につく特典らしい）で15万5千円ほど。グローバルホテル優待の方が安いものの、楽天トラベルだと3人分無料朝食がついています。値段的には若干グローバルホテル優待の方が安いものの、そう変わらない計算か。
もっとも、グローバルホテル優待には空き状況による部屋のアップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトがあるので、それらが適用されるかによってお得度は随分と変わってくるでしょう。ということで実際に宿泊して試してみました。
ホテルに着いたのは午後0時ごろ。チェックインは午後3時ですが、とりあえずフロントに話してみたところ、アーリーチェックインが適用され、「すぐにお部屋にご案内できます。」とのこと。さらに、3日後の帰りの飛行機の時間を聞かれ、午後4時台であることを話したところ、チェックアウト時間も無料で午後0時→午後3時にしてくれるとのこと。いきなりグローバルホテル優待のパワーが炸裂です。
さらにさらに、「お部屋はすぐ目の前が海の最高のロケーションですよ。」（的なことを英語で言っていた）と言われ、部屋に入ってみると、目の前がプール、海もすぐそこなお部屋でした。ファミリールームであることに変わりはないですが、ガーデンアクセスからプールアクセスにアップグレードされた模様。グローバルホテル優待、なかなかやりますね。
ついでに、ダメ元で「マリオットのポイントも溜まりますか？」と尋ねてマリオットのアプリを呈示してみたところ、OKとのこと。グローバルホテル優待で泊まってもマリオットのポイントが溜まるのだったら、なおさらグローバルホテル優待の方がお得な気が。
日本に戻ってきてから確認したところ、マリオットのポイントが2万ポイント近く加算されていました。
ちなみに、当然のようにエキストラベッドが設置してありましたが、特に追加料金はかかっていません。エキストラベッドが設置してあるということは、最初からこの部屋にアップグレードされることが決まっていたのかもしれませんね。
ベランダを出るとものの10秒でプールに出られます。目の前がプールで、右に出るとすぐに海があり、確かに最高のロケーションでした。3日間で館内を歩き回って気が付いたのですが、プールや海へのアクセスという観点からすると、1、2を争う良いお部屋だったかも。
ハウスキーパーさんが素敵な方で、毎日日替わりでタオルで鳥を作ってくれたり、象を作ってくれたりしていました。（毎日置いておいたチップのおかげか？）。メッセージカードや、最終日にはちょっとしたお菓子なんかもくださったりして、良い思い出になりました。
ＪＷマリオットプーケットは、プールが3か所あり、メインプールには滑り台が設置されていてたくさんの子供が遊んでいました。プールサイドのベンチは数が大量にあるので、場所がなくて困ることはありません。バスタオルや水はスタッフに言えばいくらでももらえて便利でした。
水深2.3メートルの足がつかない深めのプールもあり、空いていたのでたっぷり泳がせてもらいました。足がつかないと若干恐怖を感じますが、すぐに慣れますね。子供は水泳を習っていて私よりも泳ぎが達者なので、「足がつかない！」と言いながらも楽しそうに泳いでいました。
タイはちょうど夏が雨季にあたり、波が高くて遊泳は禁止となっていたため、波打ち際で若干遊んだ程度。子供はそれでも十分に楽しそうでした。
海辺には何軒かマッサージもありました。タイ古式マッサージが1時間500バーツ（2,000円くらい）。結構混んでいましたね。
ジムはコンラッドバンコクよりは狭かったですが、その分スパ施設が充実しており、ジェットバス付の浴槽に、サウナ、水風呂、休憩用の椅子まで揃っていました。水風呂がめっちゃ冷たくて、氷で冷やしているかのような身体が痛くなる冷たさ。結構色々な水風呂に入っていると思いますが、人生で一番冷たい水風呂でした。間違いありません。
ＪＷマリオットプーケットは、施設は古めですが、よくお手入れされていて、膨大な敷地に3つのプール、ジムやスパ施設、多数のレストランがあり、3泊では楽しみ尽くせないくらいのホテルでした。雨季のため海で泳げなかったのは残念ですが、3つあるプールを存分に楽しみ尽くし、美味しい物を食べ、充実したバカンスを過ごすことができました。
グローバルホテル優待で宿泊した結果、お部屋のアップグレードや、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトも無料で受けられ、大満足でした。
宿泊してみて唯一困ったのは、洗濯です。コインランドリーくらいあるだろうと甘い見込みで着替えもたいして用意せずに行った結果、館内にもホテルの外にもコインランドリー等の洗濯施設はなく、途方に暮れてしまいました。
結局、ホテルのランドリーサービスを利用したのですが、ホテルのランドリー袋に詰められるだけ詰めて出し、2000バーツ近くしました（約8,000円です…）。頼んだ翌日の夕方に、ふわふわできれいに折り畳まれた状態で届き、仕上がりには満足しましたが、さすがに2000バーツは高い。
もっとも、100ドル（3330バーツ）分のホテルクレジットがついていたので、ランドリーサービス代は丸々ホテルクレジットで賄われ、追加支払いはありませんでしたが。
次回は、ＪＷマリオットプーケットの朝食ビュッフェをご紹介したいと思います。
