東急不動産HD(3289)の2022年9月期の株主優待が届いていました。東急不動産HDは言わずと知れた東急電鉄系列の総合不動産大手で、リゾート開発や渋谷駅周辺の再開発等に携わっています。絶対につぶれそうにない長期投資向けの企業と言えると思います。株主優待は3月期、9月期と年2回あり、宿泊優待券やスポーツ優待券等が綴じこんである冊子が届きます。
冊子の中には各種優待券が綴じこんであります。<宿泊優待券>
100株以上で1枚
500株以上で2枚
1,000株以上で4枚
5,000株以上で8枚
※ホテルハーヴェストで利用可
ハーヴェストクラブは東急不動産HDが展開する会員制ホテルで、利用するには基本的に会員権を購入する必要があります。会員権は百万円単位でお金がかかりますし、維持管理費用もかかることから、この宿泊優待券でお試し感覚で泊まってみるのもよいかと思います。
ただ、この宿泊優待券ではハーヴェストクラブで一番人気の高い「熱海伊豆山」には宿泊することができません。また、あくまで宿泊優待券であって、ただで泊まれるわけではありません。
<宿泊優待共通券>
100株以上で2枚
500株以上で4枚
1,000株以上で6枚
5,000株以上で12枚
※東急ステイ等で利用可
宿泊優待共通券で宿泊できるのは、
◎東急ステイ(全国各地に31施設)
◎リゾートホテル(4施設)
・ROKU KYOTO、LXR Hotels & Resorts
・nol kyoto sanjo
・パラオ パシフィック リゾート
となっています。こちらも宿泊優待価格で泊まれるチケットであり、ただで泊まれるわけではありません。私は一度も利用したことがありません。
<スポーツ優待共通券>
100株以上で2枚
500株以上で4枚
1,000株以上で6枚
5,000株以上で12枚
※ゴルフ場、フィットネスクラブ、スキー場等で利用可
東急不動産系列のゴルフ場やスキー場、東急スポーツオアシスが優待価格で利用できる優待券です。スキー場で利用したことが1度だけありますが、そもそも東急系列のホテルに宿泊しているとスキー場は割安の価格で利用できるため、あまりメリットはないかも。東急スポーツオアシスは1,100円で都度利用が可能です(タオル、バスタオル付き)
<株主様シェアオフィス利用優待券>
100株以上で2枚
500株以上で4枚(+月額プラン優待券1枚)
1,000株以上で6枚(+月額プラン優待券1枚)
5,000株以上で12枚(+月額プラン優待券1枚)
2022年9月期の優待から新たに追加された利用優待券です。都内と横浜に19施設ある会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート」の1日利用が、3,300円→1,650円と半額で利用できる優待となっています。
<カタログギフト>
500株以上で2,000円相当
1,000株以上で5,000円相当
5,000株以上で10,000円相当
(3月のみ)
※3年以上継続保有した株主のみに贈呈
東急不動産HDの2022年の終値は627円でした。株主優待の権利を保有するための最低投資金額は62,700円と、手を出しやすい価格帯だと思います。
配当は年間1,900円出ており、配当利回りは3.03%とまずまずの水準。株価はコロナで真っ逆さまに落ち込んだ後は徐々に回復し、コロナ前と同様の700円台をつけましたが、現在はやや下落傾向です。
もっとも、倒産するような企業ではないと思いますので、配当利回り3%を超えていることを考慮すると現在の価格水準でも長期投資には向いているのではないでしょうか。個人的には、コロナの時のように500円くらいまで下がるようなことがあれば、3年保有でカタログギフトが貰えるようになる500株まで買い増そうかと考えています。
ところで、東急系列のホテルチェーンは、ハーヴェストクラブ、東急ステイのほかに、東急ホテルズというのがあり、ラグジュアリーカード保有者が東急ホテルズ会員サービスに登録すると自動的にゴールド会員にステータスマッチされます。
ゴールド会員は、宿泊ポイントのボーナス加算やウェルカムドリンク、部屋のアップグレード、レストラン利用のポイントアップ、ホテルオリジナル特典が受けられます。宿泊の予定は立っていませんが、せっかくなので申し込んでみました。
過去に東急ホテルズの系列で泊まったことがあるのは蓼科東急ホテルだけですが、新しくはないものの高級感があり景観もとてもいいホテルでした。せっかくゴールド会員となったので、機会を見つけてどこかに宿泊し、もらったチケットを利用してみたいと思っています。