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タイのキャッシュレス決済事情とキャッシングについての考察

この記事は、タイでのキャッシュレス決済とキャッシングについての解説です。これからタイに行こうとしている方の参考になれば幸いです。

私もタイ旅行に行く前にある程度は調べていったのですが、インターネットで調べた情報と実際に行ってみた結果はやはり違っており、現時点(2023年8月)で最新の情報を残しておきたいと思います。

〇タイのキャッシュレス決済事情

 まず、タイの鉄道でのキャッシュレス決済について。タイの玄関口であるスワンナプーム国際空港に到着すると、バンコクの市街地までエアポートラインで行く方が多いと思いますが、エアポートラインについてはキャッシュレス決済は使えません。バーツで支払う必要があるので、空港のどこかしらで両替あるいはキャッシングでタイの通貨バーツを入手しておく必要があります。

チケット券売機。チケット代わりのコインが出てきます

バンコク市内路線図

タイではエアポートラインのほかに、ブルーライングリーンライン、レッドラインと言われる高架鉄道があります。エアポートラインは現金払いのみ対応しており、券売機でバーツを投入するとプラスチックのコイン(日本円の100円硬貨と500円硬貨の間くらいの大きさ)が出てくるので、改札内に入る際にはそのコインでSuicaの用にタッチして入り、出る時にはコイン投入口に入れて改札から出る形です。

エアポートライン以外の高架鉄道では、キャッシュレス決済が一応使えるのですが、

     VISAのタッチ決済にしか対応していない

ので注意が必要です。なぜかマスターカードやアメックスのタッチ決済には対応していませんでした。タッチ決済に対応している風のマークがついているのですが、よく見るとVISAオンリーで、床に「VISA OK」と書かれた表示板も見かけました。VISAのタッチ決済に対応しているクレジットカードを持っていれば、カード自体をタッチしてもいいし、アップルペイにカードを登録していればスマホでタッチするだけで改札が通れて超便利です。私がメインで利用しているのはマスターカード系列のラグジュアリーカードですが、たまたまVISAブランドのペイペイカードも持って行っていたので、タッチ決済が利用できました。

ちなみに、空港のお店やショッピングモールに入っているようなお店、コンビニエンスストアでは大体のお店で国際ブランドに関係なく(ビザに限らずマスターやアメックスでも)タッチ決済が可能でした。アップルペイにラグジュアリーカード(マスターカード)を登録しているので、コンタクトレスで払えるところではラグジュアリーカードで支払いました。

また、電車以外の移動は大体「Grab」という日本でいう「TAXI GO」のような配車アプリでタクシーを呼び、あらかじめアプリにクレジットカードを登録して決済しました。

ただ、小さなお店や屋台、チップ等でどうしてもバーツが必要になることはあり、日本円から両替するか、キャッシングする必要が出てきます。今回は、スワンナプーム国際空港内のATMでアメックス、マスターカードを使ってそれぞれキャッシングをしたので手数料等について解説します。

〇タイのATMでキャッシングをしてみた結果

 まず、タイについてすぐに、空港内にある銀行ATMでセゾンアメックスゴールドを使ってキャッシングをしてみました。

タイのATM機

Google翻訳のカメラ機能を使えば、リアルタイムにタイ語を日本語に翻訳してくれるため、さほど操作に困ることはありませんでした。とりあえず5000バーツをキャッシング。5000バーツあれば当座の支払いには困りませんでした。

ただ、バンコクからプーケットに移動する際に、プーケットで両替する場所がなかったら困ると思い、再度今度はラグジュアリーカードで5000バーツをキャッシングしました。ラグジュアリーカードは金属製なため、「ATMで使えないかも?」と思いましたが、問題なく使えました。日本のATMでは使えないですけれど、海外のATMは対応していると公式サイトでもアナウンスされていますしね。日本に帰ってきてからすぐに繰り上げ返済した結果、

セゾンアメックス→20,791円

ラグジュアリーカード→20,769円

と、どちらもほぼ変わらない結果に。電話して繰り上げ返済額を確認し、銀行振り込みですぐに返済できますが、どちらもATM利用手数料が220円取られていました。実質、手数料220円と、遅延損害金(70円くらい)の持ち出しという計算になります。

〇キャッシングと両替はどちらがお得?

 キャッシングと両替を同じ日に同じ額で試してみれば分かりやすかったと思うのですが、両替は今回最終日に余ったバーツを日本円に替えただけ。ちなみに、タイでのバーツと日本円の両替は、大体「両替手数料無料」と謳ってはいますが、お店によって交換のレートが異なり、交換レートに手数料が含まれていると考えてよいと思います。

最終日にスワンナプーム国際空港内のスーパーリッチという両替屋で1,000バーツを日本円に替えた結果、4,000円になりました。その日の為替レートから考えると、手数料としては106円くらい取られている計算です。うーん、日にちによってレートも違うし、替えた(キャッシングした)金額も異なるので、単純に比較することができませんが、ATMでのキャッシングだと額にかかわらず手数料が220円取られるみたいなので、少額なら両替が有利、キャッシングするなら一度に下ろさないとどんどん損をするのは間違いなさそうです。

他の方のブログ情報だとJCBカードでのキャッシングだとATM利用手数料がかからないと書かれているのを見た気がします。次回海外に行った際には、必ず同額のキャッシングと両替を同じ日に試してみてどちらがお得か確認してみようと思います。

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